この記事では、私が脱フリーターをしてホワイトカラーの正社員になったことで実際に感じた、オフィスワークのデメリットについて紹介します。
私は基本的には、脱フリーターできて良かったことのほうが多いと感じていますが、物事には良い面も悪い面も共存しているものなので、ここはいまいちかなと思うところもきちんと紹介できればと思っています。
この記事を読むことで、就職することで起こりうる負の側面が自分にとってはどうなのかを考えるきっかけになればと思います。

運動不足になる

オフィスワークをやるデメリットはなんと言っても運動する機会が、肉体労働中心のアルバイトをやっている頃と比べて圧倒的に減ることです。
アルバイトの頃は仕事=運動だったし、お金もないので移動手段は自転車がほとんど。実家住みだっとこともあり、職場はけっこう離れているので、毎日を生きるだけで自然とけっこうな量の運動をしていました。
ホワイトカラーの正社員になると、仕事はパソコンが中心なのでほとんど座って一日を過ごすことになるし、収入が増えることで車を買ったり、実家を出て職場に通いやすいところで一人暮らしできるようになるので、ほとんど運動しなくても生活できるようになってしまいます。
楽なのは良いことですが、ジムに行くとか散歩をするとか意識的に動くようにしないと、どんどん身体が肥えていって、健康診断で泣きをみるようになります。
とは言え、楽しくない運動ってなかなか続かないので、なにかスポーツを習慣にしてみるとかの工夫が必要になります。私も会社の帰りに時間があるときはバッティングセンターに寄って帰ったり、会社のフットサルチームに入ってゆるーく楽しく運動するようにしてます。なかにはあえて自転車で会社に来る人もいます。
フルタイム

正社員のデメリットとしては、週5日×8時間の平日は最低限必ず働くことになるということです。また、会社によっては残業が常態化している場合もあるので、これ以上の場合もあります。
一応、年間10日〜20日の有給休暇は与えられるので、本当に予定がある時で会社の繁忙期と被らない場合であればある程度自由な時間も得ることができますが、それでも働ける日を自分で申告するというシフト制のアルバイトと比べれば、圧倒的に自由度は下がることになります。
とはいえ、使えるお金はフリーターの頃より増えることになるので、たとえば電車や自転車移動が中心だったものが、車やタクシーや新幹線を使えるようになって移動時間や移動範囲の自由度が上がったり、やりたいことがあったときにお金をかけることで、スクールで学ぶとか機材を揃えるとかはやりやすくなるので、そういうショートカットができるようになります。
つまり、時間的な自由度が多いのがフリーターで、お金の自由度が多いのが正社員になるので、自由な時間で何をやりたいかによっては正社員でも十分に戦える可能性があります。
マラソン

アルバイトを短距離走と例えるなら、正社員の働き方は長距離走、マラソンです。アルバイトとして働いていた頃は、日々の仕事に連続性はあまりなく、その日の仕事が終われば終わりでした。
一方で正社員としての働き方は、日々の仕事に区切りがつけにくい連続性のある仕事が大半です。プロジェクトとかであっても数ヶ月〜数年単位で同じ仕事に関わり続けることになるし、日常業務なんかは引き継ぎしない限りは毎日ずっと同じ仕事をやり続けることになります。
アルバイトだって毎日同じ仕事だよと思うかもしれませんが、違いは主体性と時間軸にあります。アルバイトはやり方が決まった作業を指示されて、そのとおりに実行することが主な働き方になると思いますが、正社員の場合は、業務上達成すべきミッションを与えられて、そのミッションを達成するための方法を自分で考えて、計画を立てて毎日の業務をこなします。
指示されたその日の仕事を終えれば精神的に開放されるアルバイトと比べて、正社員はミッション達成という数ヶ月から数年先の目標に向かって、正解があるかどうかもわからない毎日を試行錯誤しながら進むことになります。
どちらの働き方が向いているかは人それぞれだと思いますが、正社員的な働き方が向いていると自負している私でも、仕事で壁にぶち当たったときなどは、たまにアルバイトの頃の働き方が恋しくなる瞬間があります。
