給料は何で決まる?就職で失敗しないために知るべき「仕事とお金の関係」

フリーターから正社員を目指すとき、「どの業界を選ぶか」がとても重要です。

なぜなら、もらえる給料の額というのは個人の努力だけでなく、業界の仕組みや勢いによる影響が大きいからです。

例えば、成長中の業界では企業が人材を求めているため高めの給料を提示されることがありますが、一方で、あまり儲かっていない業界では、どれだけ頑張っても収入が上がりにくいことも…。

この記事では、「給料の決まり方」を知り、就職先を選ぶときに何を意識すればよいのかを解説します。より良い未来のために、まずはお金の仕組みを理解しましょう!

目次

給料は契約で決まる

仕事の報酬が会社や社会への貢献度で決まるかというと、そうとは限りません。

例え同じ仕事をして、同じように会社に貢献したとしても、あなたと同僚で給料がぜんぜん違うなんてこともあります。

それは給料の額が会社への貢献度ではなく、会社との契約で決まるようになっているからです。

同じ社会貢献性のある仕事でも、給料が発生するものと、ボランティアのように給料が発生しないものがあるのもこのためです。

転職によって、給料が大幅に上がる人が居たり、逆に下がってしまう人がいるのも、あなたと契約する会社が変わることで、契約内容が大きく変わるからです。

儲けたいなら「すでに儲かっている業界」に飛び込め

じゃあ、たくさんお給料をくれる会社と契約するにはどうすればいいのか?

それは儲かっている業界の会社と契約することです。

とても単純な話ですが、儲けている業界の会社は成長中で人手が足りていないので、給料を高くしても人を雇いたいし、儲けている分出せるお金も多くなります。

もし水をたくさん汲みたいなら、水がたくさん流れているところに行くのと同じで、たとえ同じ職種であっても、よりたくさんお金が流れている業界の会社を選ぶことで、給料の水準が上がる可能性があるということです。

「職種」と「業界」の違い
職種は、営業やプログラマー、事務職のような仕事の種類を指すのに対して、業界は、運送業や製造業、小売業のような会社のやっている事業の種類を指します。
例えば、運送業や製造業などの異なる業界であっても社内には、営業として働く人もいれば、プログラマーや事務職として働く人もいます。

あまり儲かっていない業界の給与水準は低い

上とは逆で、あまり儲かっていない業界の会社は、儲かっていない分給料を多く出すような余力は無いし、給料が高くないことで離職率が高いので、人手不足なことが多いです。

同じ人手不足でも、その背景にある理由は異なるので注意が必要です。

仕事に求めることは人それぞれだと思いますが、もしお金を一番に求めているのであれば、いま盛り上がっていて金がたくさん動いていている業界に飛び込みましょう。

起業とサラリーマンの働き方の違い

サラリーマンとして働くということは、多かれ少なかれ、すでにお金の流れがあるところで働くということです。

会社に対してお金を払ってくれる既存の顧客が居て、そこで仕事をすることになるので、働きさえすれば、すぐにお金をもらうことができます。

一方で起業するということは、このお金の流れを一から自力で作り出すということです。

会社に対してお金を払ってくれる既存顧客はもちろん居ないし、どんな仕事をしてどんな価値を顧客に提供するかは、最初から全部自分で決める必要があります。

働いても必ずお金が手に入るとも限らず、安定収入を得るための基盤を整えるにはある程度の時間がかかるのが起業です。

ただし、お金の流れを自らオリジナルで構築する分、サラリーマンでは到底稼げないような額の儲けが出る可能性があるのも、この起業の魅力のひとつと言っていいでしょう。

お互いにメリットとデメリットがそれぞれありますが、いついつまでに確実にお金が必要だという状況であれば、起業はリスクが大きいのでサラリーマンを選ぶのが堅実です。

大きく稼げる可能性があるけど時間がかかるのが起業で、一定の金額を安定的にすぐに稼げるのがサラリーマンという、それぞれの特徴をきちんと理解した上で、自分の進路を決めることが重要です。

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