就職がうまくいったとしても、そこがゴールではありません。
むしろここからがスタートライン。せっかく就職できたとしてもすぐに辞めてしまってはフリーターに逆戻りです。
そのためには、会社という組織の理論を知り、立ち振る舞いを学び、実践することがなにより重要です。
この記事では、組織でうまくやっていくために知っておきたい会社のリアルについて紹介します。
職場で長続きするために重要な2つの要素

長続きするために重要な要素は、
- 周りに認められること
- 自分が楽しめること
職場の同僚や上司に認めてもらえるような働きをすることで、居場所ができるし、自分自身が仕事を楽しめることで、長く同じ職場で働き続けることができます。
逆に、職場に自分の居場所が無くて、仕事自体も楽しめないなら、すぐにでも辞めたいですよね。
では、どうすれば職場に自分の居場所ができて、仕事を楽しめるようになるかというと、
- 歯車として機能すること
- 自分の創意工夫を仕事に活かせること
この2つの考え方を理解して実践できるようになれば、あなたの職場への定着率はグッと上がることでしょう。
歯車として機能するために、任せてもらえる信頼感を勝ち取る

あえて極端に言えば、入社したばかりのあなたへの評価は仕事も満足にできないお荷物であり、よそ者ですが、組織の歯車として、きちんと仕事をこなせるようになれば、あなたはその職場にとって必要な存在になります。
では、どうすれば組織の歯車として機能するようになるかというと、振られた仕事は断らずに、ひとつひとつ丁寧にやり切ることです。
こうすることで、職場の上司や同僚はあなたに仕事を任せても大丈夫だという安心感を得ることができるので、どんどん色々な仕事を任せてもらえるようになります。
逆に最悪なのは、振られた仕事を選り好みして断ったり、一度任された仕事を自分の都合だけで投げ出すことです。
仕事を振って断られると、他の仕事も頼みづらくなるし、途中で投げ出されると、怖くて仕事を任せることができなくなるので、職場でのあなたへの信頼感は一気に落ちます。
もちろん、一度任された仕事でもスキルや経験不足で手に余る場合もあるでしょう。
そんなときは、周りを適切に頼ることも重要になります。
特に期限が差し迫っているものや、あなただけで判断できないような内容は、早めに上司やチームを巻き込んで対応するようにしましょう。
一から十まで何でもやってもらうのは良くないですが、頼るべきときに周りを頼れるというのは信頼感の向上に繋がります。
創意工夫で仕事は楽しくなる

言われたことに丁寧に応えていくだけでも、周りの信頼を勝ち取ることはできますが、慣れて来ると今度は自分がその仕事に飽きる時期が来ます。
そんなときに有効なのが、あなたなりのやり方や創意工夫を仕事に盛り込むことです。
例えば、マニュアル化されてない業務があれば、マニュアルを作成して他のメンバーでも同じ仕事ができるように共有したり、もっといいやり方が無いか考えて試してみることで仕事自体の効率化をすることです。
決まった仕事をそのとおりにやることも大事ではありますが、あなた自身の創意工夫で仕事の質や効率が上がれば、ただ仕事をこなす以上の付加価値を会社に与えることになります。
そういう事を意識してできる人材は貴重だし、何より自分で創意工夫して仕事のやり方をコントロールできるようになると仕事が楽しくなってきます。
遅刻や無断欠勤がNGな理由

たまに成果さえ出していれば、遅刻や無断欠勤をしてもOKと考えている人がいますが、仕事の本質から考えるとマイナスこそあれ、プラスは一つもないことが分かります。
例えば、あなたに仕事を任せる上司の立場になって考えてみると、遅刻や無断欠勤をする部下に重要な仕事を任せるのは、とても怖いことです。重要な仕事というのは、社外の取引先や社内の重役が関わることも多いので、そのような打ち合わせの場に遅刻されるのは、かなり困るからです。
重要な場では遅刻しないと口ではいくらでも言えるかもしれませんが、ミスできない状況では口よりも過去の実績を信じたくなるのが人情です。
人間なので、たまにやらかしてしまったり、通勤時の交通状況で仕方がない場合もありますが、信頼感を下げているという自覚をもって慢心しないことが重要です。
私も朝はかなり弱い方なので、たまにやらかしてしまいますが、いつも気を引き締めなければと自戒しています…。
完璧な会社が存在しないことを理解するとストレスは減る

完璧な人間や、完全に正義な人間がいないように、完璧な会社や一つも闇の部分が無い会社なんて存在しないことを理解して働くのが重要です。
どんな会社でも常に何かしらの課題を抱えながら仕事をしているのが普通です。
人間同士の関わりの連続でやっていくのが仕事なので、一筋縄ではいかない事も多く、泥臭くてつまらないと感じることも多いでしょう。
ただ、それはそれとして仕方が無いことなので、それを前提として、少しでもいい仕事をするにはどうすればいいかを建設的に考えて行動することがストレスを少しでも溜めないで仕事をするコツです。
自分の期待と現実にギャップがあるとストレスが大きくなるので、肩の力を抜いて、今の現実に過度な期待をもたないようにしましょう。