サラリーマンは満員電車が~とか、毎日同じ繰り返しで~のような、サラリーマン=人生の墓場みたいな意見が多い世の中ですが、現実は違います。
プロスポーツ選手や芸能人のようなキラキラした職業がある一方で、会社員って何か地味、何をやってるか分からないという意見も理解できます。(私もかつては、そう思っていた一人)
今回は、そもそも「世界を作っているのはサラリーマンだ」と言っても過言ではないくらい、身の回りのあらゆる事にサラリーマンの仕事が関わっていて、実はとても面白い働き方だという事を解説します。
サラリーマンの仕事とは
そもそもサラリーマンとは何か?
諸説ありますが、ここではお給料を貰って働く人と考えることにします。
対する言葉としては事業主。自分でビジネスをやる人たちです。
サラリーマンは事業主がやっているビジネスを、事業主に雇われることでお手伝いします。
ビジネスとは商品やサービスをお客さんに提供して、その対価としてお金をもらう事なので、仕事とは基本的には商品やサービスを作って売ることです。
サラリーマンが担う仕事とは、これらの生産活動に関わるありとあらゆる事になるので、一言でサラリーマンと言っても実に多くの職種があります。
オフィスワーカーの例をあげると、どんな商品を作るか企画する仕事、その商品を設計する仕事、設計した商品を実際に製造するための製造ラインを立ち上げる仕事、作った商品を売る営業職、売った商品に対するクレーム対応をするカスタマーサポート、クレームを次の商品の品質向上に生かす品質保証、など…
製造業ひとつをとっても実に様々な職種の仕事があります。
サラリーマンが世界を作っている
身の回りのあらゆるものは誰かが作ったものです。
例えばこのサイトを見ているスマホやパソコン、雨風をしのぐ建物、着ている服、道路やネット回線など、ありとあらゆるモノが誰かが作ったものであり、その制作や維持、流通の過程で実に多くのサラリーマンの仕事が関わってます。
あらためて身の回りを見渡してみてください。
当たり前にそこにあるあらゆるモノが、誰かの制作物だという事を実感できると思います。
このサイトを見るために契約しているネット回線の料金プランだって、誰かが考えて作ったものなのです。
しかも、適当にこのくらいの値段で! と決めるわけではなく、ちゃんと収益を確保できるか、でも他より高すぎないかとか、様々なことを検討して作ります。まさに頭脳労働ですね!
同じ繰り返しの毎日、ばかりではない
仕事には「生み出す仕事」と「繰り返す仕事」があります。
「生み出す仕事」は文字通り、今は無いモノやサービスを新たに作る仕事です。
「繰り返す仕事」は、これらの生み出された仕事を維持、管理、運用する仕事です。
よくサラリーマンになると、毎日同じ繰り返しで人生灰色になるみたいな話が聞こえてきますが、ずっと同じ事を繰り返すだけでお給料を貰い続けられるほど簡単ではありません。
特に「生み出す仕事」の場合は、まだ世の中に無いものを自分の創意工夫をもって作りあげる必要があるため、とても刺激的な仕事です。
では「繰り返す仕事」はどうか?
確かに「生み出す仕事」に比べれば、同じ繰り返しの割合が大きいかもしれません。
しかし、実際には「繰り返す仕事」も繰り返しの中での変化や改善を求められます。
その仕事が生み出された時点では気づかなかった改善点が、それを繰り返す中ではじめて見えてきたりするからですね。
そういった改善点を作り手にフィードバックしたり、今度は自分で作ったりすることで、より生産性の高い仕事が出来るようになります。
結局は、どちらの仕事でも創意工夫をもって取り組むことでの変化が求められることになるので、同じ繰り返しばかりの毎日にはならない、という事になります。
実は面白い! サラリーマンという働き方
サラリーマンとして仕事をするという事は、既に世の中にあるありとあらゆる商品やサービスの運営に自分が関わるという事でもあります。
決して個人ではできない、会社という場が無ければできないような面白い経験もたくさんすることが出来ます。
出張で海外に行かせてもらったり、内部の人間しか見れないような生産設備を見れたり、など、勉強になることもたくさんあったり、
自分が考えた改善プランで、いままでかなりの時間をかけていた業務の効率アップをして、時短したことで同僚に感謝されたのも貴重な体験でした。
どうせ働くのであれば、より深く社会に関わって面白い経験がたくさん出来るサラリーマンがオススメです!