フリーターを続けて夢を追い続けるか、正社員になって安定を得るか、どちらを取るべきか?
という2択あるあるで、正社員になったら夢は諦めるなんて風潮がありますが、
正社員になって、一旦安定をとりつつ「夢も追い続ける」選択だってアリだと思うので解説します。
正社員になったら夢は諦めなければ、という勘違い
正社員になったら仕事にすべてを捧げることになるワケではありません。
特に最近は働き方改革が進んで残業が以前よりもやりにくくなったり、職場によってはリモートワーク化もあって通勤しない日も増えてます。
また、正社員には有給休暇というものがあり、よっぽど仕事が忙しい時期でなければ理由を問われること無く、給料をもらいつつ休みをとることが出来ます。
つまり、仕事以外の時間は思っているよりも多く、夢に充てる時間は確保できるという事です。
実際、元社会人のミュージシャンだって活躍している世の中なので、「夢か安定か」の二択ではなく、「夢も安定も」の欲張り戦略だって可能なのです。
時間制約が増える、というデメリットはある
とはいえ、夢だけをひたすら追いかけるのに比べれば、正社員になる以上、拘束時間は増えます。
最低でも月曜から金曜までの5日間、9時~17時+移動時間というのが最低ライン。これに加えて残業や、スキルが求められる仕事なら仕事のための勉強時間も確保する必要があるので、フリーターの頃よりは時間がカツカツになるかもしれません。
なので、例えば会社の近くに住むことで移動時間を最小にするとか、移動中に仕事の勉強することで時間をうまく使うなどの工夫が必要になります。
だだし、特にホワイトカラーの正社員で事務方あれば、毎日同じ時間帯での勤務になることも多いので生活リズムは整えやすいというメリットもあります。
私がフリーターの頃やっていた仕事では、毎回現場も違うし、時間帯も昼勤務もあれば夜勤もあるというバラバラの生活だったので、夢のための活動を習慣化するというのは、なかなか困難でした。
毎日同じ時間帯に、同じ職場に行って同じだけ働く場合は、逆に夢のための活動を習慣化しやすくなるかもしれません。
収入が安定する、というメリットは大きい
正社員になるメリットはなんと言っても収入が安定するという事です。
毎月の給与に加えて、ボーナスもあるのでバイトの時給労働とは一味違います。
夢を追っていても、日々の生活費だったり、夢のための活動費だったり、生きていくだけでお金はかかるし、人によっては収入が不安定で、アルバイトに追われる毎日を送っている人もいるかもしれません。
そのアルバイトの仕事内容が、夢に近づくのに役立つことならそのまま続けるのもアリですが、ただお金のため、生活のためのバイトということであれば、正社員という選択肢の方がトータルで有意義に使える時間が増える場合も多いと思います。
どうせ仕事で同じ分の時間を消費するのであれば、アルバイトよりも正社員として安定収入を得ることで心の余裕を作り、安心して夢に全集中する時間を作るというのも一つの手です。
万が一夢破れても、正社員という立場自体が保険になるので、逆に思いっきりチャレンジすることが出来ます。
夢に近い仕事をするという戦略もアリ
自分が叶えたい夢とかかわりのある業界に就職したり、夢に関係するスキルが身につくような職種を選んで、仕事で関わるのも一つの手段です。
どうせ働くなら、夢を実現できる確率が少しでも上がるような仕事をする方が時間を有効に使えるからですね。
これはアルバイトでもいいですが、正社員は特に、社会に深くかかわる仕事も多いので、個人の力では見れないモノ、会えない人、使えないリソースにアクセスできる可能性が高く、勉強になることは多いはず。
ビジネスは社会が求めるものと自分が提供できるものが一致したところに価値(お金)が発生するので、
〇〇で飯を食えるようになりたい、という夢ならば特に、社会の仕組みを社会に深く関われる正社員という立場を利用して勉強するのは、夢で食べていくための戦略を立てる場面でも、きっと役に立つことでしょう。