フリーターをやっていると、正社員はアルバイトと比べて責任の大きい働き方だから、できれば避けたい。ずっとアルバイトがいい、という風潮があります。
でも、自分が実際に正社員になってみたら、思っていたよりも気楽でメリットが多い働き方でした。
正社員という働き方を、必要以上に恐れる必要が無い理由について解説します。
会社の主役は「平社員」ではなく「社長や管理職」
会社の顔であり一番の主役となるのは社長です。
社長の部下である役職者(管理職)は社長が決めた方針を実現する、実行部隊としての主役です。
平社員の役割は、主役である役職者(管理職)の手足となって、社長方針の実現に貢献することです。
つまり、社長や上司の方針に大きく逸脱しない限り、何か不利益が起きた場合の責任は主役である社長や役職者(管理職)にあるというのが大前提になります。
部下の失敗は上司の責任
上司には部下の適性を見極めてその仕事を任せるという責任があります。
能力以上の要求をされて失敗した責任は、そこを適切に見抜けなかった上司の責任でもあるというワケです。
もちろん、仕事のやる気が無くて失敗するのは論外ですが、本気で取り組んで失敗するのは部下だけの責任ではないという事です。
部下が持つ責任は限定的
法令に違反するような仕事のやり方をしない限り、組織の方針に従って仕事をする分には平社員が持つ責任はとても限定的です。
もちろん、責任感をもって仕事をするというのは大切なことですが、チャレンジできないほど失敗を恐れ過ぎる必要はありません。
上司に任せられた仕事は、失敗を恐れずに思いっきりチャレンジしましょう!
仮に失敗しても、本気でやった結果の失敗は、必ず今後の成長の糧になります。
社内規定と権限で責任を負うリスクを減らせる
社内規定
上司が許可する限り自由にどんどんチャレンジしていいよと言われても、何か基準がないと不安ですよね。
会社におけるルールには社内規定というものがあり、個人にパソコンを与えられるような職場であれば、社内のWebで閲覧できるようになってます。
社内規定は仕事をする上での、その会社でのルールです。
何か判断に迷ったときは上司に相談したり、この社内規定を確認することで、会社や社会的にやってはマズイことを未然に防ぐことが出来ます。
権限
仕事には権限という概念があります。
権限とは「やっていいことの範囲」と言い換えれば分かりやすいかもしれません。
権限には色々ありますが、例えば、入室権限、アクセス権限、担当業務の権限などがあります。
- 入室権限:そのオフィスに入っていい権限
- アクセス権限:社内のシステムにアクセスして使っていい権限
- 担当業務の権限:上司から割り当てられる仕事でやっていい行為の範囲
権限はその種類によって、管理している人が違っていて、
例えばアクセス権限であれば社内のIT部門、業務上の権限であれば上司が管理していたりします。
会社ではこの権限から逸脱しない範囲で仕事をすることで、責任を負うリスクを回避できます。
仕事はチームで成果を出すもの
仕事は基本的に個人戦ではなくチーム戦です。
職場で与えられる役割は個別でそれぞれ違う場合もありますが、それらすべてが繋がっていてチームで成果を出すのが会社という場所。
何か困ったことがあれば、上司や同僚、時には別の部署の人など、周りの人と相談しながら仕事を進めることでミスを回避しやすくなります。
一人で抱えきれない事は、どんどんチームで共有して助けてもらいましょう。
あなたが悩んでいる事を、他のチームメイトも同様に悩んでいる場合もよくあるので、隠さずに共有した方が仕事は効率的に進んだりします。
ゆるく仕事をしたいなら大企業がいい
ゆるく仕事がしたいなら、大きな組織がオススメです。
組織の規模が大きいほど、業務分担が細分化されていて、同時に責任もより限定的になりやすいからです。
対して小さい会社ほど、少ない人数で仕事を回すことになるので、いろいろな業務を経験できるというメリットがある一方で、責任も大きくなりがちです。
あまり大きな責任を負うは怖いという人ほど、組織規模の大きな企業を目指しましょう。
逆にガンガン責任のある仕事をこなして出世したい人は、比較的小さい組織に入るのが成長しやすいです。
そもそもアルバイトだって責任はある
そもそもアルバイトであっても仕事である以上は、ある一定以上の責任はあります。
どうせ同じく責任を持って働くのであれば、アルバイトより正社員の方がスキルが付きやすかったり、待遇がよかったりするのでオススメです。
私もフリーターとして色々とアルバイトやってましたが、正社員になってからの方が圧倒的に働きやすく満足しています。(少なくとも私は、責任がアルバイトの頃よりも大きくなったとは感じませんでした。)
もし正社員としてキャリアアップすることに少しでも興味があれば、ぜひチャレンジしてみて下さい!