- 正社員って責任が大きそうだし、高いスキルを求められそうで自分には難しいかも
- サラリーマンになったら毎日同じ繰り返しでつまらなそう
- 叶えたい夢があるので正社員はちょっと…
など、フリーターをやっている間はよく思いがちですが、実際に正社員として働いてみると、そのイメージはずいぶんと違うものです。
この記事ではフリーターが正社員に対してどんな誤解を抱きがちなのか、実体験をもとに解説します。
「正社員は責任が大きい」という誤解
正社員は責任が大きいから自分が耐えられるか不安、という人も多いことでしょう。
確かに責任感をもって仕事に挑むのは大切な事ですが、必要以上に自分をその責任感で追い込む必要はありません。
というのも、サラリーマンには通常「権限」というものがあり、責任はこの「権限」によって分散されるのが一般的だからです。
「権限」というのは、この範囲の業務であれば、あなたの好きなようにやっていいよと上司から与えられた裁量です。
上司が与えた裁量の範囲内で法令などのルールを守って仕事をするならば、仮に仕事が上手くいかなかったとしても、それはあなた一人の責任ではなく、あなたをその業務に割り当てた上司にも責任があるという事になります。
「正社員は高いスキルが求められる」という誤解
実際に正社員になって感じたのは、フリーターの頃に思い描いていたほど、優秀な人ばかりが正社員をやっているワケではないという事です。
確かに優秀な人はいますが、それはほんの一部で、それを言ったらフリーターをやっている人の中にも優秀と思える人は居たので、大差は無さそうです。
多くの正社員は優秀だから仕事がデキるのではなく、単にその仕事に慣れているからデキるというのがほとんどだと思います。
つまり、実務経験を積んでその業界や業務に慣れることが重要だという事です。
「サラリーマンは毎日同じ繰り返しで、つまらない仕事」という誤解
頭脳労働者であるホワイトカラーのサラリーマンに求められる成果は、日常の作業が滞りなく出来る事はまず大前提で、そこからどんな改善をして仕事の効率を向上できたかが重要になってきます。
つまり与えられた業務がクリエイティブであっても単純作業であっても、創意工夫をもって改善する姿勢が大切だという事になります。
これは毎日同じ繰り返し、には程遠いですよね。
また、正社員として仕事をするという事は、深く社会の活動に関わることなので、決して個人ではできないような貴重な経験をたくさんすることが出来ます。
「正社員になったら夢を諦める必要がある」という誤解
確かに正社員になることで時間的制約は厳しくなる傾向がありますが、安定収入を得ているというのは心理的な余裕がかなり大きいはず。
それに最近は働き方改革なども進んでいるので、余暇時間は以前よりも確保しやすい傾向にあります。
このため、正社員だからと言って夢を諦める理由にはならず、むしろ人によっては思いっきり夢を追いかけるために、あえて正社員を狙うのもアリではないかと思います。
業界やスキル的に、夢に近い仕事をうまく選ぶことが出来れば仕事時間も夢のために役立てる事も可能ですし、
本当に夢のためにはフリーターがいいのか? いまの仕事がいいのかはよく考えてみてもいいかもしれません。